ダイワFX(外国為替証拠金取引)
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「ダイワFX」(外国為替証拠金取引)とは
〜資産運用に「ダイワFX」をお勧めします!〜

1.外国為替証拠金取引とは

  • (1)外国為替証拠金取引の概要
    外国為替証拠金取引は、1998年の外為法(外国為替および外国貿易法)改正により可能となった新しい取引です。その後、2005年7月に施行された改正金融先物取引法、2007年9月に施行された金融商品取引法の適用を受け、外国為替証拠金取引は、より公正で透明性の高い取引となっています。
  • (2)ダイワFXの仕組み
    「ダイワFX」は、相対取引で行われます。当社は、インターバンク市場の為替レートを参考に取引可能な為替レートをお客さまに提示します(このレートを「提示レート」といいます)。お客さまには、提示レートをもとに当社を相手方としてお取引していただきます(当社との相対取引のため、お客さまが米ドル/円を1万米ドル買う場合、当社は米ドル/円を1万米ドル売ることになります)。
    一方で当社は、お客さまとの利益相反を回避するため、お客さまを相手方として成立した取引を随時インターバンク市場にてカバー(反対売買)します(先程の例では、米ドル/円を1万米ドル買います)。
    == 外国為替証拠金取引の仕組み(「ダイワFX」の例) ==
    外国為替証拠金取引の仕組み(「ダイワFX」の例)
  • (3)外国為替証拠金取引の取引方法
    外国為替証拠金取引は、一定の証拠金を担保に、その数倍から数十倍の金額の外国為替取引を行うことができる取引です。「ダイワFX」では、お客さまがレバレッジを1倍、2倍、5倍、10倍、20倍、25倍の中から選択することができ、それぞれ証拠金額の約1倍、約2倍、約5倍、約10倍、約20倍、約25倍までの外国為替取引が可能です。
    外国為替証拠金取引での新規取引とは、外国為替取引を新たに行う取引のことをいい、新規取引を行って保有した外国為替を「建玉」(「買いの新規取引」を行った場合は「買建玉」、「売りの新規取引」を行った場合は「売建玉」)といいます。新規取引と反対の決済取引を行っていただくことで、建玉を決済することができ、新規取引と決済取引との差損益を授受することができます。
    例えば、1米ドル110円で1万米ドルの「買いの新規取引」を行います。その後、1米ドル115円で1万米ドルの「売りの決済取引」を行うことで、5万円(115円×1万米ドル−110円×1万米ドル)の売買差益を受取ることができます(スワップポイントは考慮しておりません)。
    ただし、「買いの新規取引」に対して「売りの新規取引」(「売りの新規取引」に対して「買いの新規取引」)を行っても決済したことにはなりません。決済する際は、「買いの新規取引」に対して「売りの決済取引」(「売りの新規取引」に対して「買いの決済取引」)を行っていただきます。
    == 取引例 ==
    取引例
    取引例
    • ※証拠金額の10倍の外国為替取引を行った場合
    • ※スワップポイントは考慮しておりません。
  • (4)ロールオーバー
    外国為替取引には、スポット取引(直物取引)とフォワード取引(先物取引)があります。現時点で通貨の交換を行うことをスポット取引といい、将来のある時点における通貨の交換を行うことをフォワード取引といいます。スポット取引では通常、取引成立日(約定日)の翌々営業日に受渡しが行われます。
    「ダイワFX」はスポット取引のため、約定日の翌々営業日に差損益等の受渡しが行われます。しかし、未決済の建玉については自動的に想定受渡日(決済した場合の受渡日)が1営業日繰延べられます。これをロールオーバーといい、これにより建玉の決済期限は原則として無期限になります。
    • ※繰延べられた想定受渡日が、ニューヨーク市場または取引対象通貨の市場の休日と重なった場合、さらに1営業日繰延べられます。
    • ※「ダイワFX」の取引日が1日経過してもロールオーバー後の想定受渡日が変わらない場合は、ロールオーバーは行われません。
    • ※その他、海外の休日と日本の休日の組合わせで変則的となる場合があります。
    == ロールオーバーのイメージ図 ==
    ロールオーバーのイメージ図
  • (5)スワップポイント
    ロールオーバーを行うと、建玉通貨ペアの金利差に相当する額が調整(受取りまたは支払い)されます。この金利差調整額をスワップポイントといいます。スワップポイントはロールオーバーを行うことで生じるので、ロールオーバーが行われないときにはスワップポイントは発生しません。また、休日を挟む場合などで想定受渡日が複数日繰延べられる場合は、ロールオーバー時に、繰延べられた日数分のスワップポイントが発生します。
    金利の高い通貨を買って金利の低い通貨を売る場合(例えば、NZドル/円の買建。この場合、日本円を売ってNZドルを買っています)、スワップポイントを受け取ることになります。逆に、金利の高い通貨を売って金利の低い通貨を買う場合(例えば、NZドル/円の売建)、スワップポイントを支払うことになります。ただし、スワップポイントはロールオーバー時点での金利差を調整するものであるため、同じ建玉を保有していても、金利が変動した場合に、それまで“受取り”だったスワップポイントが“支払い”に変わることがあります。また、通貨の需給の偏りにより、スワップポイントが金利差を反映せず、買い付けた通貨の対象国の金利が売り付けた通貨の対象国の金利よりも高い場合にもスワップポイントを支払うことになる場合があります。
    スワップポイントは、取引日が終了したとき(「ダイワFX」では、ニューヨーク時間17:00〔米国標準時間の期間は日本時間で7:00、米国夏時間の期間は日本時間で6:00〕を取引日の終了時間としています)に、その時点での未決済建玉に対して発生します(受取りまたは支払いが行われます)。「ダイワFX」では、日々発生するスワップポイントは評価損益として計上され、実際の受取りまたは支払いが発生するのは決済取引の受渡日となります。

2.外国為替取引とは

外国為替取引には、以下のような特徴があります。

  • (1)外国為替取引の概要
    例えば、アメリカへ海外旅行に行くとき、日本円を米ドルに交換します。この通貨を交換する行為を外国為替取引といいます。また、日本円を米ドルに交換することを「日本円を売って米ドルを買う」といい、「米ドル/円を買う」と表現します。このとき、米ドルと日本円を交換する比率を「為替レート」といいます。為替レートは、ある通貨1単位に対して交換する通貨がいくらであるか(1米ドルを買うのに日本円でいくら必要か、もしくは、1米ドルを売ると日本円でいくらになるか)という形で表示されます。
    外国為替取引とは
  • (2)外国為替市場
    外国為替市場とは、外国為替取引が行われている場を指します。
    “市場”といっても、金融商品取引所のような場があるわけではありません。取引参加者は、電話や端末を用いて相対取引(取引参加者同士の直接的な取引)を行っています。“東京市場”“ニューヨーク市場”といった呼び方は、取引が行われている時間帯における金融の中心都市の名称を通称として使っているに過ぎません。
    外国為替市場は、取引参加者や取引金額などの違いにより、インターバンク市場と対顧客市場の2つに大きく分類されます。
    •  インターバンク市場
      銀行など信用力の高い金融機関同士が取引する市場です。ここで形成される為替レートが、ニュースなどで外国為替相場として報道されるレートになります。
    •  対顧客市場
      銀行などインターバンク市場に参加している金融機関が、貿易会社などの企業や個人と取引をする市場です。ここでは、インターバンク市場の為替レートに基づいて、外国為替取引が行われます。
  • (3)外国為替の変動要因
    外国為替の変動には、以下のような要因が考えられます。
    •  各国通貨間の金利差
    •  各国の景気・経済動向
    •  戦争等の政治的な要因、地震等の天災
    •  各国通貨間の資金の流れ