現物取引
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逆指値について

  1. 1.逆指値注文とは
  2. 2.逆指値注文の注文方法
  3. 3.買付余力・担保余力の管理
  4. 4.注文時のご注意
  5. 5.条件合致の判定
  6. 6.注文状況と取消・訂正
  7. 7.注文の失効
  8. 8.その他

1.逆指値注文とは

(1)逆指値注文の概要

通常の指値・成行注文とは逆に、お客さまが指定した株価(以下「条件株価」といいます)以上になったら買付、以下になったら売付の注文を発注する注文形態です。

買付 売付

また、お客さまが指定した条件株価に株価が到達した時(以下「条件合致」といいます)に、予めシステムに登録した注文を発注する注文ですので、株価の動きを見ながら機動的にお取引できないお客さまにとって、たいへん便利な注文方法です。

(2)逆指値注文の利用方法

逆指値注文の利用方法は主に以下の3つです。

トレンドフォロー
株価が前回高値を上回った場合、一般に順張りの相場であれば積極的に投資するチャンスだと言われます。
こんなときに逆指値注文を利用すると、タイミングを逃さず投資することが可能です。
トレンドフォロー
ロスカット(損切り)
事前にロスカット水準を決めておき、買付けた株式が値下がりしたらロスカットするのも、損失拡大を防ぐ有効な方法です。このように逆指値注文はリスクコントロールに役立ちます。
ロスカット(損切り)
利益確定
株価が順調に値上がりして評価益が出ているので、多少値下がりしても一定の利益を確保したいというときには、逆指値注文が便利です。
利益確定

(3)当社の逆指値注文の取扱内容

お取引コースおよび対象取引

逆指値注文をご利用できるお取引コースおよび対象取引は下表のとおりです。

※NISA口座では逆指値注文を受付けておりません。

対象取引 「ダイワ・ダイレクト」コース 「ダイワ・コンサルティング」コース
現物取引
(買付・売付・取消)
信用取引
(買建・売建・買埋・売埋・取消)
×

対象チャネル

インターネット、スマートフォンアプリ「株walk」

その他の特徴

  • ・期間指定により逆指値注文を発注することも可能です。
  • ・条件株価に合致して発注される注文は、指値・成行から選べます。
  • ・指値の場合は条件株価より高くすることも、低くすることもできます。

2.逆指値注文の注文方法

メニュー
メニュー メニュー メニュー
現物買付注文 現物買付注文 現物買付注文

条件株価

条件株価とは、お客さまが指定するもので、その価格に到達したときに条件合致となる株価のことです。

  • ※条件株価に呼び値と値幅の制限はありません。
  • ※時価よりも低い条件株価での買付注文や、時価よりも高い条件株価での売付注文は、注文受付直後に発生した市場時価によって即時に条件合致となる可能性が高くなりますので、ご注意ください。

条件合致後の執行条件・注文単価

条件合致後の注文とは、株価が逆指値注文の条件株価に到達した際に、発注する注文です。
執行条件と指値/成行が選べます。

  • ※条件合致後の注文は呼び値と値幅制限の制限を受けますので、ご注意ください。
    呼び値の探知および値幅制限一覧表
  • ※執行条件で、「寄付」「引け」「不成」を選んだ場合には、当日注文のみを受付ます。

3.買付余力・担保余力の管理

買付余力・担保余力は、実際に発注される注文内容で管理されます。
(条件株価は、買付余力・担保余力の管理とは無関係です。)

買付余力・担保余力の管理
<取引例>

時価950円の時に、〔条件株価〕1,000円以上になったら指値990円で1,000株買付の逆指値注文を発注する場合に必要な買付余力は990円×1,000株+手数料相当額となります。

  • (注1)時価500円の時に「条件株価1,000円以上になったら、指値900円で買付」のような逆指値注文は、発注される注文の指値が注文日当日の値幅制限を超過しているため受付けることができません。
  • (注2)時価500円の時に「条件株価1,000円以上になったら、指値550円で買付」のような逆指値注文は、発注される注文の指値が注文日当日の値幅制限内なので受付けます。しかし、期間指定の逆指値注文であれば、条件株価1,000円に近づくにつれて指値が値幅制限を超過する場合、注文失効となります。
  • (注3)時価500円の時に「条件株価1,000円以上になったら、成行で買付」のような逆指値注文は、値幅制限の上限で余力を管理するため、買付余力があれば注文を受付けます。 期間指定注文であれば、繰越処理時に余力チェックを行い、買付余力が不足した場合に注文は失効します。

4.注文時のご注意

注文時のご注意

上図のとおり

  • (注1)時価1,100円の時に、条件株価1,000円以上の買付の逆指値注文
  • (注2)時価900円の時に、条件株価1,000円以下の売付の逆指値注文

のような、時価よりも低い条件株価での買付の逆指値注文、または時価よりも高い条件株価での売付の逆指値注文は、注文受付直後に発生した市場の時価によって、即時に条件合致する可能性が高くなります。

5.条件合致の判定

(1)条件合致のタイミング

注文受付後、条件付注文専用システムに条件株価を登録した時点から、市場の株価との照合を開始します。
そして、あらかじめ指定した条件株価に市場の時価が合致した時に、該当する注文を発注します。

買付、買建、買埋注文 市場の時価と条件株価を比較し、市場の時価が条件株価以上となった場合に発注します
売付、売建、売埋注文 市場の時価と条件株価を比較し、市場の時価が条件株価以下となった場合に発注します

(2)市場の時価

市場の時価情報は現在値および出来高または特別気配(注)および気配値数量を管理し、条件合致の判定を行います。
条件合致の判定基準は次のとおりです。

株価 出来高/
気配値数量
条件合致判定 説明
時価:変化あり 出来高:
増加
時価が変化しているので、市場で時価が発生したとみなして、条件株価に合致する逆指値注文を発注します。
時価:変化なし 出来高:
増加
時価は変化していませんが、出来高が増加しているので市場で時価が発生したとみなして、条件株価に合致する逆指値注文を発注します。(注1)
出来高:
変化なし
× 時価および出来高が変化していないので、市場で時価が発生したとみなしません。
特別気配:変化あり(注2) 気配値数量:
変化あり
特別気配が変化しているので、市場で時価が発生したとみなして、条件株価に合致する逆指値注文を発注します。
特別気配:変化なし(注2) 気配値数量:
変化あり
特別気配は変化していませんが、気配値数量が変化しているので市場で時価が発生したとみなして、条件株価に合致する逆指値注文を発注します。(注1)
気配値数量:
変化なし
× 特別気配および気配値数量が変化していないので、市場で時価が発生したとみなしません。
  • (注1)例えば、下図のように[1]ストップ高(またはストップ安)1,000円の銘柄が、その水準で取引が成立した(または気配値数量が変化した)直後に[2]条件株価1,000円の逆指値注文を発注した場合、[3]その後に1,000円で取引が成立したら市場で時価が発生したものとみなして逆指値注文を発注します。
    条件合致の判定基準例
  • (注2)特別気配
    呼び値の値段が現在値の更新値幅を超えて売付/買付のいずれか一方に乖離しているとき、投資家に周知するための気配値を特別気配といいます。買付の注文が優勢な場合は買い特別気配、売付の注文が優勢な場合は売り特別気配を表示します。

6.注文状況と取消・訂正

(1)逆指値注文の注文状況

注文・約定照会画面では、逆指値注文は以下のように表示されます。

条件合致前 「注文予約中」
条件合致後 「注文中」

注文・約定照会画面において、逆指値注文は、条件合致前は「注文受付中」、条件合致後は「注文中」と表示されます。

(2)逆指値注文の取消

条件合致前後に関わらず、逆指値注文の取消を受付けます。

(3)逆指値注文の訂正

条件合致前・条件合致後とも逆指値注文が訂正できます。

  • ※条件合致前の場合、「条件株価」と「条件合致後の注文(条件合致後の執行条件・注文単価)」を同時に訂正することはできません。
  • ※条件合致後の注文の数量・有効期間は訂正できません。
  • ※期間指定注文の場合、執行条件は訂正できません。
  • ※条件合致前の場合、取扱窓口では訂正できませんのでご注意ください。

7.注文の失効

期間指定により発注した逆指値注文は、注文有効期限内であっても、以下の場合に注文失効となります。

  • (1)期間指定注文の失効事由に該当したとき
  • (2)午後の立会時間終了後に取引所から配信された時価等で条件合致したとき
    • ※(2)の場合、注文・約定照会画面では条件合致=「済み」、注文状況=「注文失効」と表示されます。
      また、このときメールサービス「期間指定注文の失効通知メール」をご選択のお客さまには、注文失効を電子メールでお知らせいたします。
    メールサービス「期間指定注文の失効通知メール」は以下のメニューからご登録ください。
    ログイン直後のページ>ピックアップ欄の「メールサービス」

8.その他

前引け・大引けの直前で、逆指値注文の対象銘柄の株価が当該注文の条件株価に到達しても、当該注文は条件合致にならない場合がありますのでご注意ください。