委託保証金・担保余力照会 / 担保余力状況

「担保余力状況」の表示

「担保余力状況」の表示において、建株・代用有価証券の評価は、

で計算されています。

※逆日歩等の諸経費については、平日19：00頃の更新においても、当日分を反映していません。

解説

• 差入残高

  差入れていただいた委託保証金の総額（代用有価証券の評価額を代用掛目で計算した金額＋現金保証金）を表示します。

• 未受渡確定利益

  「確定利益を自動振替する」方式の場合、未受渡の確定利益※の合計金額を表示します。毎営業日18時頃に翌営業日受渡の確定利益が未受渡確定利益から減算され、お客さまが差入れた現金保証金として差入残高に加算されます。
  以下の場合は未受渡確定利益が表示されません。

  • ・ 「確定利益を自動振替しない」方式
  • ・ 「確定利益を自動振替する」方式、かつ未受渡確定利益が存在しない
  • ※確定利益：
    「確定利益を自動振替する」方式、かつ反対売買による決済益が発生した場合、決済益の一部に相当する確定利益がリアルタイムに各余力計算に反映されます。算入される金額は以下の式で計算され、千円未満を切り捨てとします。
    買建の場合：｛（売埋単価−買建単価)×決済数量−諸経費｝×0.79685
    売建の場合：｛（売建単価−買埋単価)×決済数量−諸経費｝×0.79685
    「0.79685」は譲渡益課税（2014年1月現在）の税率に基づく掛け目です。
    「確定利益を自動振替しない」方式を選択した場合、確定利益は各余力計算に反映されません。
• 必要保証金

  建株を維持するのに必要な委託保証金の額を表示します。
  ただし、必要保証金の計算金額（（未決済建株＋未受渡現引・現渡金額）×30％の額）が30万円を下回る場合、30万円となります。

• 信用余力

  信用建取引を行う場合の委託保証金の余力金額を表示します。
  マイナスで表示されている場合には、新規の信用建取引は行えません。なお、余力金額がマイナス表示であっても、委託保証金請求が発生していない限り、追加での委託保証金の差入れは不要です。

• 引出余力

  委託保証金から現金保証金または代用有価証券の引出しが行える余力金額を表示します。
  マイナスで表示されている場合には、委託保証金からの引出しを行うことはできません。
  なお、余力金額がマイナス表示であっても、委託保証金請求が発生していない限り、追加での委託保証金の差入れは不要です。
  また、受渡前の確定利益が含まれている場合、現金引出余力の上限はお客さまから差入れていただいている現金保証金の金額となります。なお、差入残高が全額現金の場合、現金引出余力の上限はお客さまから差入れていただいている現金保証金から決済損、差引評価損、諸経費を控除した金額となります。
  委託保証金請求、または追加の委託保証金請求が発生した場合、請求を解消した日の翌営業日より委託保証金の引出が可能になります。
  【ご注意】確定利益は約定時に前営業日までの建手数料、諸経費等で計算されますが、18時半前後に当日の埋手数料、諸経費等を含めて再計算されます（18時半前後に精算された確定利益の金額は日中より少なくなります）。
  そのため、当日の確定利益を全額新規建、または18時までに引出をした場合、保証金請求、または未入金が発生する場合があります。ご注意ください。

• 追証余力

  委託保証金最低維持率である25%を下回る（追証）までの余力額を表示します。
  値洗い以降に当該余力額がマイナスとなった場合、委託保証金率が30%を回復するまで委託保証金を差入れる必要があります。
  また、追証の差入期日までに、建株の一部を反対売買した場合、当該建株の建金額の20%が追証金額から減額されます。
  平日20：00〜翌3：00および休日6：00〜翌1：00の現金保証金への差入は「予約」でのお振替となります。「予約」での差入を行った場合、その時点で「差入残高」「信用余力」「引出余力」「追証余力」の計算に反映されます。
  ただし、｢予約｣での差入は、保証金請求額へは反映されません。当日中に委託保証金請求額への充当を行う場合は、19：50までに差入を行ってください。

注意点

特定口座とそれに伴う一般口座を開設している場合には、これら2口座の委託保証金および建株を合算して担保余力状況を計算しています。